〔２月のﾆｭｰｽ!!〕

〔以前のﾆｭｰｽ!!〕

　　大学生内定率　71.9％

　　　１２月時点　過去２番目の低さ

　今春卒業予定の大学生の就職内定率（昨年１２月１日時点）は７１．９％で、１９９６年度の調査開始以降で最低だった前年同期に比べて3.1ポイント改善したことが文部科学省と厚生労働省の調査で、１７日に分かりました。昨年１０月時点に比べると１２ポイント上昇しましたが、昨年度同期に次いで過去２番目の低さです。依然として厳しい就職状況が続いています。
　全国の国公私立大６２校を抽出し、就職希望者の内定状況を調べました。
　大学生の就職希望率は75.4％。男子の内定率は73.1％で前年同期比3.0ポイント増、女子は70.5％で同3.1ポイント増でした。文系は71.1％で同2.8ポイント増、理系は75.4％で4.1ポイント増です。
　地域熱では北海道・東北地区が69.5％で同0.4ポイント減でした。文科省は「東日本大震災の被災地で建設業などが復興需要を見込んで採用数を増やしましたが、求人が一巡してしまった可能性がある」とみています。関東地区は同3.3ポイント増の75.4％、近畿地区は同0.9ポイント増の71.9％でした。
　国は卒業前の集中支援を昨年度に続いて実施します。中堅・中小企業が中心の就職面接会を200回近く開催するほか、大学とハローワークが連携して未内定者への求人情報の提供を増やします。